【秋田市の不動産相続でお悩みの方へ】不動産を相続したら忘れずに行うべき3つのこと|秋田市の不動産会社クラシック
不動産を相続したら・・・
もし相続した不動産がご自身の生まれ育った実家なら、売却するかどうかとても悩むと思います。幼い頃の思い出や、実家に対する愛着が深い方ほど、人手には渡したくない、自分の手元に残しておきたいと感じるものです。
その一方、実家を離れて時間が経過している方や、マイホームを手に入れた方(私もこれに含まれます)ならば、関心や思い入れも少しずつ薄れているかもしれません。
不動産を相続するということは、ご自身の財産が増えると同時に、財産を引き継ぎ守ること、それに伴う税金などの費用負担が義務づけられるということでもあります。
不動産を相続したら忘れずに行うべきことが、このブログを読んでいただければわかります。ぜひお読みください。
相続した不動産を売却すべきかどうかを決める
1つめは、「自分の家族や親類が集まったときに、まず話し合っていただきたい」ということです。当たり前のことのように思われるかもしれませんが、このことを切り出すには勇気が要る方が案外多いのです。親類を前にして親の財産の話をするなんて罰当たりと思われるのでは、と心配になる方が多いそうです。だからこそ、この機会を逃さず話し合っていただきたいです。
まずは、親御様が保有していた財産を洗い出す機会があると思います。預金通帳、各種証券類、そして不動産の権利証を整理する中で、話を切り出してみるのはいかがでしょうか?スムーズな不動産相続の一歩はここからスタートです。
売却したほうがよいかを見極める
次に、売却すべきケース、売却には慎重になるべきケースを挙げます。
<売却した方がいいケース>
- 実家は不要
- すぐに資金が必要
- 建物の解体が必要
- 近隣住人との関係
<売却は慎重に行った方がいいケース>
- 将来のマイホーム資金などに充てる
- 住み続ける相続人がいる
- 賃貸など活用の可能性がある
売却するかしないかを決めなければ、次に進むことができないのですが、決め切ることができず、最初のステップでつまずいてしまう方が意外に多いのです。
その理由は「思い出と思い入れ」。この家と土地を買ってくれた親に申し訳ない、自分の代で土地を絶やしてしまうことに罪悪感がある、という気持ちです。
そんなときこそ、前述のケースを参考にしていただきたいのです。親御様のお気持ちは必ずしも実家を残してほしい、というお気持ちだけではないはず。
親御様から大切な不動産、を託されたということは、お客様の未来を明るく照らす道筋を与えていただいたということなのです。ですから、お客様にとって最善の選択をしていただきたいと考えます。
ー建物を残すべきか? 取り壊すべきか?
不動産を売却すると決めたら、次に考えていただきたいことは、【建物を残すべきか 取り壊すべきかを決める】ことです。
- 建物を売却するためには次のような条件が必要です。
- 耐震性能が基準を満たしている(昭和56年6月1日以降に建築したこと)
- シロアリの被害がない
- 建ぺい率、容積率が建築基準法を満たしている(増改築をしている場合は注意)
- 未登記の建物がない(未登記の建物がある場合、買い手が融資を受けられないことも)
- 水回りなど快適に住み続けることができる環境が整っている
これらは専門の知識をもつ宅地建物取引業者か建物の調査を行う専門業者にご相談ください。
では実際、どちらのやり方で進めたほうがいいのでしょうか?私は、一定の条件を満たしている場合、建物を残したまま売却することをおすすめします。理由としては次のことが挙げられます。
<理由>
○更地にすると、固定資産税の「住宅用地の特例」が受けられなくなることがある
○解体費用は年々高騰している
○周辺土地物件の供給過多により、土地価格が下落していることがある
近年、新築住宅の建築コストが高騰しており、「中古住宅購入+リノベ」への関心が高まっています。相続した不動産がある地域の土地価格がもともと高くはない、またはここ5年間下落傾向が続いている場合は、更地での売却にはリスクがあると考えます。そのような場合、「建物を生かす」方法もぜひご一考ください。次に最後に行っていただきたいことです。
ー誰に託すかを決める
お客様の回りに、知り合いの不動産業者がいらっしゃれば、まずはご相談なさってもよろしいかと思います。なぜなら、相続した不動産の売却の話など、そうそうあることではないからです。
相談する相手がいるだけでも大きな安心を得ることができます。しかし、そのような不動産業者がいらっしゃらない場合、次の基準でお探しになることをおすすめします。
○仲介による売却実績をホームページなどで公開している業者
直近で仲介の実績が複数あること、物件の詳細や写真を掲載していることなど、自社の実績を公開していることは信頼の証でもあります。
○相続した不動産の売却までのフローを詳しく説明している業者
「相続不動産の売却に強い」とうたっているのであれば、お客様にわかりやすく説明ができなければなりません。
○「売る」だけではなくその前後にある手続き(登記、税務)に詳しい業者
相続に関するさまざまな手続きに詳しいことはもちろん、実際の手続きを担う司法書士との連携を日頃から行っている業者が安心できます。さらに、相続税、譲渡所得税など、不動産の相続やその売却によってかかる税金の対策に詳しい税理士との連携も大切です。
秋田市の不動産会社クラシックは、相続不動産や空き家の売却、離婚や任意整理での売却、住宅ローン返済のお悩み解決などを得意としています。
お客様にしっかり寄り添いながらお悩みを聞き、最適な解決方法をご提案させていただきます。弊社ホームページをご覧いただければ、不動産の売却までのフローを詳しくご説明、ブログでは実例をご紹介しております。
お住まいのお悩みごと、相続した不動産や空き家の売却はぜひ秋田市の不動産会社クラシックへご相談ください。
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