【自宅じまい、何から始めたらいい?】
こんにちは。秋田の不動産屋、クラシック代表の京極です。
先日、80代の女性から「自宅じまい」のご相談をいただきました。
長年暮らした家を離れ、親類のいる県外へ移住されたものの、秋田の自宅をどうするか決めかねている、とのこと。何度も気持ちが揺れ、親類やお友達に聞いても意見はさまざまで、かえって迷われたそうです。私だったら、すぐには決められないと思います。
手入れの行き届いた、昭和の面影が残るお家
お伺いしたのは、築50年ほどのお宅です。傷みはありましたが、とても大切にされてきたことが伝わる建物でした。レトロな雰囲気と、季節の花が咲く広いお庭。ちょうど紅葉の盛りで、思わず見とれてしまいました。
「自宅じまい」は、元気なうちに少しずつ
きっかけをうかがうと、ご自身の年齢や健康のこと、そして話し相手が少なくなって感じた心細さだったそうです。そうした時に先々の暮らしが気になるのは、ごく自然なことだと思います。
今は時々戻って掃除やお庭の手入れができるそうですが、数年先のことは誰にもわかりません。体や気持ちが前を向きにくくなる前に、少しずつ始めておくと、いざという時に慌てずに済みます。周りの方の負担も減らせます。
最初の一歩は「知ること」から
何から始めるかというと、次の2つをおすすめしました。
- 建物の状態を知る:建築士などの専門家に見てもらう(インスペクション)
- 土地の価値を知る:周辺の物件と比べて査定してもらう
査定を頼む会社は、私ならこんなふうに選びます。
- 口コミで評判のよい会社
- ホームページに自宅じまいの実例がある会社
- スタッフの顔が見える会社
複数社に相談して、比べてみるのも安心です。ちなみに私は、必ず現地を拝見し、お話をうかがってから査定します。お家への思い入れも、大切な判断材料だと考えているからです。
「高く」より「正しい価格で」
築年数のたった建物には、耐震や設備の古さなど、売る側が知っておくべきリスクもあります。測量や境界の確認が必要になることもあります。
高く売りたいというお気持ちはもっともです。ただ、大切なのは買う方から見ても納得できる価格かどうか。「高く」より「正しい価格」で。それが誠実な取引だと、私は考えています。
この女性にもこうした点をお伝えしたうえで、査定額をご案内しました。今は親類の方とご相談中です。ゆっくり考えていただければと思います。
大切なお家のこと、聞かせてください
ご自宅のことは、誰にとっても簡単には決められないものです。「まだ売るかどうかも決めていない」「何から手をつければ…」というお段階でも、まったく構いません。
お茶でも飲みながら、お家のお話を聞かせてください。ご連絡をお待ちしています。